INTERVIEW

2023.11.12

人材育成に悩む企業にとってマインド醸成が何よりも重要!組織人事戦略のプロが推奨するプロデュースシンキング®︎

今回は、「プロデュースシンキング®︎」の賛同者 株式会社ワークスエンターテイメント 代表取締役 前田 徹也氏と金田 隼人氏の対談をお届けします。

前田 徹也 氏

株式会社ワークスエンターテイメント 代表取締役 氏

1963年生 京都府出身 明治学院大学卒業
株式会社リクルートを経て1988年、宇野康秀氏、島田亨氏、鎌田和彦氏と株式会社インテリジェンス(現パーソルキャリア)を創業、取締役就任。新卒採用コンサルティングや人材派遣事業・有料職業紹介事業の事業立上げ、支社展開等を主に担当する。株式上場を控え管理本部担当常務取締役として人事総務も統括。2000年、同社のJASDAQ上場後に退任。個人事務所設立、エンジェル投資家としての活動の傍ら、多くの企業に社外役員として経営に携わる。2006年株式会社ワークスエンターテイメント設立、代表取締役就任。組織改善や経営コンサルティングをベースとした人事領域での事業を展開。 シリアルアントレプレナーとして活躍する傍ら、幅広い人脈を活かし複数社の社外取締役やスタートアップ育成、企業活性化としての経営支援を展開。先鋭的な取り組みを行う医療・介護事業者をはじめとしたネットワークも広い。 氏

前田:
私が金田さんにはじめてお会いした時の第一印象は、いい意味で年齢不詳。実年齢を感じさせない視座の高さに驚きました。相手が言わんとしていることを咀嚼して質問・提案したり、会話のキャッチボールがとてもうまいなと。金田さんの言葉一つひとつには説得力があり、これまでの経験に裏打ちされたモノだと感じたんですよね。

金田:
嬉しいですね。私が常に意識しているのは、自分ができることは何なのかということです。さまざまな業界・職種の方々との出会いを通じて、相手の想いに寄り添う大切さに気づくきっかけになったと思います。
特に印象的だったのが、前田さんにプロデュースシンキング®︎(プロデュース思考®︎)の話をさせていただいたときです。「もっとこうした方がいい」「こっちの方がわかりやすい」といった率直な意見や提案をいただけたのは、とても貴重な経験だったと思います。

金田:
プロデュースシンキング®︎をご存じない方もいらっしゃると思うので、どういったプログラムか説明させていただきます。

金田:
プロデュースシンキング®︎とは、事業開発プロデューサーの能力を体系化した教育メソッドです。近年、事業開発や地域活性などあらゆる場面においてプロデューサーのニーズが高まっています。しかし、プロデューサー育成に悩む企業・自治体は少なくありません。

金田:
PRODUCE THINKING LABというプロデューサー実践のコミュニティを運営しており、プロデュースの事象をもとにチームビルディングやビジネスモデルの構築、スキーム作りなどを実践的に学んでいくというものです。プロデューサー育成を行う組織向け研修も実施しており、これまでに企業や自治体、大学などで導入いただいています。

前田:
プロデュースシンキング®︎では、メンタルマネジメントや対人関係といった「マインド(MIND)」や、そもそも何を実現したいかというビジョンを大切にしていますよね。私はこれまでスタートアップ育成や経営支援など人材領域に携わってきましたが、マインド醸成が何よりも重要。仕事は判断と意思決定の繰り返しです。

壁にぶつかってなかなか成果をあげられなかったり、どんな状況でも向上心を持って物事に取り組む姿勢が求められるもの。仕事へのスタンスやマインドセットが醸成されることは、事業や組織の成長にもつながります。仕事をするうえで根本となるマインドを1から学べるプロデュースシンキング®︎は、人材育成に悩む方々にこそおすすめしたいですね。

金田:
ありがとうございます。このメソッドでは「マインド(MIND)」「ビューポイント(VIEWPOINT)」「スキル( SKILL)」を基礎OSと呼んでいます。プロデュースシンキング®︎が大事にしている価値観や考え方のようなものですね。

プロデュースに限らず、多角的な視点で物事を捉えることがビジネスでは非常に重要です。多角的に物事を見ることはどういうことかというと、私なりの解釈になりますが、角度というよりはスタンスの問題だと考えています。

例えば、同じプロジェクトの中でも主体者の一人として見るのか、アドバイザーという俯瞰した視点で見るのかで、捉え方や感じ方は変わると思うんです。ビューポイントをうまく使いこなせてはじめて、ロジカルシンキングやマーケティングといったスキルが活きるのではないかなと。

前田:
……なるほど! すごく腑に落ちた。

金田:
「プロデューサー=限られた特別な存在」を思う方もいらっしゃると思うのですが、決してそうではありません。当事者視点や教育者・先導者視点といったビューポイントを身につけ業務に落とし込むことで、組織やビジネスは活性化していくと思っています。

前田:
ストレスにはいい刺激と悪い刺激があって、適度なプレッシャーがあった方が自己成長やモチベーションの向上につながります。視点を変えることで、セルフマネジメントにつながっていくんですね。

金田:
そうですね。プロデュースシンキング®︎で行う研修では、個々のバリューを最大限に発揮するためにキャリアを棚卸しする機会を作っています。

前田:
キャリアに悩む方にもプロデュースシンキング®︎の研修を受けていただけたら嬉しいですね。我々もぜひお手伝いさせていただけたらと思っていますので、これからもどうぞよろしくお願いします。

金田:
心強いお言葉ありがとうございます。今後ともどうぞよろしくお願いします。